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寺社マルシェが熱い、真夏日ににぎわう

 21日土曜日、東京・練馬では30.1度の最高気温が観測された。各地で真夏日となった。

 この日、東京都新宿区にある神楽坂(かぐらざか)上の赤城神社境内に、手づくり雑貨・生花・野菜などの市場が登場した。熱気のなか、にぎわいを見せた。

 「あかぎ・マルシェ」と名づけられたこの手づくり市は、先月に初めて開催され、今回で2回目。今後、毎月下旬の週末に、赤城神社で定期開催されるという。

 「マルシェ」とは、フランス語で「市場」の意。近年、神社仏閣を会場とする市やフリーマーケットがにぎわいを見せている。大量消費社会への疑問や、ライフスタイルの問い直しが背景にあるという。

 「あかぎ・マルシェ」事務局代表の棚元佐知子(たなもと・さちこ)さんに伺った。

 棚元さんらは、年に一回、神楽坂で開催されている手づくり市に参加したとき、出展していた周囲の手づくり作家たちと、月に一度など手づくり市が定期開催されたらよいと話していた。それがきっかけとなり、赤城神社との調整など、約1年間の準備期間をへて、先月に初回を迎えた。

 「あかぎ・マルシェ」会場では、手づくりのジャムやクッキー、型を彫って刷り込んだ生地でつくったブック・カバー、100%天然素材を用い、ともすと香りが起こる(紅茶で染色するため)キャンドルなど、量販店には並びにくい手づくり品が出展され、来場者の目を楽しませた。

 「神楽坂」は、江戸時代から「神楽坂の毘沙門天」と親しまれていた「善国寺」の門前町として栄えた。明治期には、縁日に夜店がたちはじめ、繁華街となった。赤城神社周辺には、夏目漱石「生誕の地」の碑や、「終焉の地(漱石公園)」があり、「善国寺」の縁日は『坊っちゃん』にも登場する。(竹内みちまろ)

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