search
とじる
トップ > トレンド > “船旅”体験できる船の科学館駅前スポット

“船旅”体験できる船の科学館駅前スポット

 東京から洞爺湖サミットが開催された北海道まで、飛行機ならば約1時間半。いまは陸路でも青函トンネルをくぐってすぐだが、昭和63年のトンネル開通以前は、青函連絡船に揺られて津軽海峡を渡らなければならなかった。お台場エリアにある船の科学館(品川区東八潮)では、22年7カ月にわたって活躍した青函連絡船「羊蹄丸」を東京湾に浮かべ、内部を公開している。

 同館によると、明治41年に開通した国鉄青函航路で、羊蹄丸は昭和40年に就航。63年3月13日の最後の上り旅客便(青森〜函館)でその役目を終えるまで、本州と北海道を結ぶ連絡船として利用者に親しまれてきた。
 お台場にやってきたのは引退後の平成8年。船内をぐるっと見学できるほか、昭和30年代の青森駅の情景が再現されており、年配客らを「懐かしいわねえ」と喜ばせている。
 同館前の水域にはもう一隻浮かぶ。初代南極観測船「宗谷」だ。船名が示すようにこちらも北海道と縁があり、宗谷岬と樺太に挟まれた宗谷海峡にちなんで命名。太平洋戦争中はミッドウェー海戦などに参戦した。昭和31〜37年まで6次にわたって日本初の南極観測船として活躍したのが有名で、観測隊員居住区や食堂などが当時の様子をしのばせる。操舵室ではパノラマ映像を楽しめる。
 開館時間は午前10時〜午後5時。月曜休館。入場料は大人700円。本館も英クイーンエリザベス2号をかたどっており、いずれも新交通ゆりかもめ・船の科学館駅からすぐ。都内で動かない“船旅”が体験できる。

関連記事

関連画像

もっと見る


トレンド→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

トレンド→

もっと見る→

注目タグ