だが、iPhoneに限った話ではないが、スマートフォンと一般の携帯(ガラパゴス)は携帯電話としてのシステムそのものがかなり異なる。
今回、スマートフォーン(iPhone)への機種変更によって起きたトホホなエピソードをご紹介したいと思う。
【キャリア変更と共に迷惑電話のオンパレード〜営業ビジネスマンAのケース】
iPhoneに機種・キャリア変更して暫くして後、迷惑電話が頻繁に。どうも割り当てられた電話番号を以前利用していた人物は、金銭的トラブルを数多く抱えていたようである。
携帯電話に限った話ではないが、電話番号は一度使われた番号が解約されれば消滅するわけではなく、新規の契約に際して過去利用されていた電話番号が割り当てられることもある。
迷惑電話を拒否する為に、利用者Aは着信拒否設定を試みるも、本体設定のどこを探してもそれに該当する操作が見当たらない。調べてみると、着信拒否設定は有料。仕方なしに設定サービスを契約する羽目になってしまった。
ちなみにソフトバンクモバイルが提供する迷惑電話防止サービス「ナンバーブロック」は、月額105円の有料制だ。
機種にもよるのだろうが、筆者が持っている携帯などは履歴や電話帳を参照して着信拒否設定が携帯電話単体で出来る。
そもそも、迷惑電話がかかってくる要因は一切利用者側にはないというのに、とんだ災難である。
国産の携帯電話であれば、着信拒否設定が本体・OSに組まれているのは、これまでであれば当然だった感覚があるのだが、海外の携帯電話事情では着信拒否設定など無用の長物なのだろうか?
(つづく 蟹山 新太郎)