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オリックス、2年連続“西京極”で阪急復刻! 今年は2日連続開催

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福本豊氏

 オリックスの人気復刻企画『関西クラシック』。今年、阪急ブレーブスの復刻は、5月28日から京セラドーム大阪で行われた福岡ソフトバンクとの3連戦(ソフトバンクは南海ホークスを復刻した)で蘇ったが、その番外編として、27日、28日にわかさスタジアム京都で開催される福岡ソフトバンクとの2連戦で、再び“勇者”が見られることが決定した。

 阪急電鉄京都線の西京極駅に隣接する京都市西京極総合運動公園野球場(わかさスタジアム京都)は、かつて近鉄バファローズとともに、阪急ブレーブスも1958年から1982年、1988年に準本拠地として使用していた球場。昨年も5月に同球場で公式戦を開催した際に、復刻試合を行っているので、2年連続で阪急ブレーブスが京都に凱旋することになる。

 当日は、『関西クラシック』と同じくオリックスの監督、コーチ、選手が阪急ブレーブスの復刻ユニフォーム(1970年〜1971年着用ホームユニフォーム)を着用して試合を行うが、ソフトバンクは南海ホークスを復刻しない。5月の復刻試合では1勝2敗で負け越し。さらに、今年はソフトバンク相手に、7月28日現在、5勝12敗1分けと借金を「7」も作るほどのカモにされているだけに、西京極球場の名で昭和の時代に愛された、わかさスタジアム京都の2連戦では、少しでも勝敗の差を縮めたいところだ。

 今回着用するユニフォームは、“世界の盗塁王”福本豊氏がルーキー時に着用していたもの。もちろん、福本氏も現役時代は西京極球場で試合をしており、当時の選手たちは「蚊が多い球場」として認知されていたという。現在は改装され、2015年には豪華なスコアボードも導入され、夏は暑いがオリックスの山崎福也は、ルーキーイヤーにこの球場で先発した公式戦が「プロに入ってから良いピッチングが出来た試合のひとつ」として挙げている。

 今年の『関西クラシック』でゲストとして来場し、久々にこのユニフォームに袖を通した福本氏は、入団時の背番号が後の代名詞となる「7」ではなく「40」だったこともあり、「40番への思い出というのは特にない。必死に練習してましたから」とコメントしていた。縦縞にオレンジを使った配色は今見ても斬新で、野外球場では、グリーンスタジアム神戸(現・ほっともっとフィールド神戸)よりも昭和を感じられるのは言うまでもない。

 勇者が再び西京極に帰還する姿を見る価値はあるだろう。

取材・文・写真 / どら増田

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