「週刊新潮」2017年7月6日号によるとグッチ裕三がバラエティ番組などで度々「おいしい」と紹介してきたメンチカツ専門店「浅草メンチ」に近隣トラブルが発生。新潮記者が取材を進めたところ、浅草メンチの実質的のオーナーはなんとグッチ裕三その人だったことが判明。世間では「ステマ(ステルスマーケティング)」ではないかと話題になっているのだ。
浅草メンチの販売会社の役員氏は新潮の取材に対し「グッチ裕三の名前を出して営業してきたわけではないので問題はない」と説明しているが、「それこそがステマだというのに、なぜわからないんだ!?」などと、世間からのグッチ裕三のイメージはガタ落ちとなっている。
グッチ裕三といえばものまねグループ「ビジーフォー」のメンバーとして、子供にはNHK「ハッチポッチステーション」の歌のお兄さんとして、高年齢層には親しみの持てる料理研究家として人気が高かった。
現在の仕事のウェイトは「あさイチ」、「きょうの料理」などNHKの番組出演が圧倒的に多くテレビタレントとしてはほぼNHK専属といってもいいほどであった。
「グッチさんがNHKで多くのレギュラーを持てたのは子供番組『ハッチポッチステーション』での歌って踊る活躍ぶりが認められたと言われています。子供から大人までクリーンなイメージが強いので『ハッチポッチ』終了後も料理番組をはじめNHKから多くの仕事を貰っていました。それだけに今回のステマ騒動はグッチさんにとってイメージダウンに繋がり死活問題になります。スキャンダルに過敏なNHKだけに今後、テレビでグッチさんを見れなくなる日も近いのではないか」(放送関係者)
問題はそれだけではない。グッチ裕三は料理研究家としてフライパンのプロデュースのほかエプロンなど様々な料理グッズを開発・発売をしており、その売り上げは億を超えると言われている。今回のステマ騒動によりイメージダウンが進むと料理グッズも売れなくなり、業界全体から結果的に追放となる可能性も出てくる。
かつて芸能界で大きな騒動となったステマ問題「ペニオク詐欺事件」は関わった多くの芸能人のイメージダウンに繋がり、未だ大きな影を落としている。
果たしてグッチ裕三はクリーンなイメージを守りきることができるのか…?
(文 ミッチェル横山)
※写真・浅草メンチ ホームページより