同協会による、野菜の生産から流通・効能・調理方法などの講義を受け、実際に野菜を食べ比べた後、グループディスカッション。全7回のこの講義が終わったら、課題を提出し、修了試験に合格すると、“ジュニア野菜ソムリエ”になれるのだ。現在、ジュニアも含めた野菜ソムリエは、全国に6万人いるらしい。
ちなみに野菜ソムリエのデータだが、男子21%・女子79%。
正装があり、白シャツにエプロンとスカーフが男女共通の正装。赤いスカーフがジュニア野菜ソムリエ、緑スカーフが野菜ソムリエ、紫のスカーフがシニア野菜ソムリエ、と順に偉くなる。
全国における認定者の割合は、関東44%、関西15%、東海11%、九州10%と続く。なお、甲信越・北陸は5%と、北海道(4%)や東北(5%)と同じ割合で少ない傾向にある。
年齢は30代が47%と圧勝。次いで40代が22%、20代18%…と続く。50代以上は13%に過ぎず、やはり若い人が多い資格と言ってよさそう。
生業は、食品関係ではない会社員が32%、食関係会社員15%、それから調理師系5%・農家3%などと続くので、食のプロでない人にも人気があるのが、データからも伺える。
なお野菜ソムリエの認定者数は、2001年がなんとたった14人。これが、野菜ソムリエ伝説に拍車をかけた。2002年141人…2004年3848人…そして2006年には12167人と遂に大台を突破。その後も順調に伸び続け、2010年現在、ジュニアを除く野菜ソムリエは、34072人いる。
似た資格にフードコーディネーターというものがある。
両方の資格を取って食育のセミナー講師、レシピカード作成の仕事を獲得、など仕事を増やしていく人も多いので、農家やレストランでなくても、その人の野菜が好きな気持ちと創造性で、活動の幅も広がっていくのかもしれない。