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虎の開幕一軍メンバーは「ワケあり」!?

 阪神メンバーが開幕戦の敵地・東京ドームに乗り込んだのと前後して、『一軍登録メンバー』が発表された。
 藤浪晋太郎(19)以下、第2節の中日戦にまわる先発投手たちは登録を外れているが、阪神は投手10人、捕手4人、内野手8人、外野手5人の計27人を発表(27日時点)。その開幕メンバーのなかで、注目は3人。1人はオープン戦でチーム最多の7試合に登板した2年目の金田和彦(23)だ。
 「昨年の秋季キャンプで評価され、今年の一軍帯同が決まりました。大阪学院大時代から『ストレートが重い』との定評もあり、中継ぎエースに飛躍する可能性も」(プロ野球解説者の1人)

 新人ではドラフト4位・梅野隆太郎捕手(22)が選ばれた。
 阪神はこの梅野、藤井彰人(37)、清水誉(29)、今成亮太(26)の4人の捕手を登録。今成は登録こそ捕手だが、昨秋から一塁や三塁の守備練習に入っており、実際は打撃優先の内野手であり、捕手3人体制となる。『捕手3人体制』で臨むのが一般的だが、和田豊監督(51)は難しい舵取りを迫られそうだ。
 「将来のため、梅野を大抜擢してもらいたいが、和田監督はスタートダッシュでチームを勢いづけようとしている。そうなると、ベテランの藤井を多用することになります。もう1人のベテラン捕手、鶴岡が入っていないのが気になるけど…」(球界関係者)

 鶴岡一成(36)は久保康友(33)のFA喪失による人的補填として、中村勝広GM(64)が“ご指名”した正捕手候補だ。横浜、巨人、DeNAを渡り歩いた経験が着目され、近年正捕手不在に泣かされたチーム事情もあって、鶴岡獲得が決まったという。
 当時、先発投手の人材難から「投手を獲る」との声も出ていたが…。
 「中村GMが最終的に判断しました。横浜DeNAから渡されたリストのなかに、お眼鏡にかなう投手がいなかったからかもしれませんが」(前出・同)

 だが、久保流出前のドラフト会議で阪神は大学生ナンバー1捕手の呼び声も高かった梅野の指名に成功している。「梅野を育てていくのだろう」と期待したファンも多かったが、中村GMは念を押すようにベテラン捕手をさらに付け加えた。
 「新加入のマウロ・ゴメス(29)も一軍入りしましたね。一軍合流が2週間くらい遅れると思っていましたが」(同)
 聞けば、ゴメス獲得のゴーサインを出したのは、和田監督だという。変化球の多い日本の野球にも適応できるとし、4番候補として獲得したのだが、調整遅れは既報通り。和田監督はペナントレース本番で調整させるらしいが、「和田監督がホレ込んだ選手なので、強く諫められない」(関係者)なんて声も。今後、“ワケありの使わなければならない選手リスト”に、鶴岡も加わりそうだ。

 ゴメスの本領はまだ誰にも分からない。しかし、フロント幹部の入れ込みの強い選手がいると、交代のタイミングを見誤ることにもなりかねないが…。

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