その名を広めたのは、“ち○こ謎かけ”。モデル経験もある恵まれた容貌であるにもかかわらず、恥じらいなく「ち○こ」なるワードを放つ。どんな言葉を与えられても、完ぺきな大喜利で返してみせるセンスに舌を巻く芸人は多い。
そんな紺野。FBS福岡放送制作で、一部キー局でも放映されているリアルトークバラエティ「クロ女子白書」で、“視聴率クイーン”の座を射止めたという。事情に詳しいテレビ雑誌の取材ライターは言う。
「この番組は“福岡女子を応援する”をコンセプトに、福岡の一般女性が黒い悩みを吐き出してスッキリする内容。メイン司会は、『M-1グランプリ2009』と『THE MANZAI 2011』の2冠を達成した唯一の漫才師・パンクブーブーの黒瀬純さん。相棒を務めるのは、話術が達者な女装パフォーマーのナジャ・グランディーバさん。スタートして4年が経ちますが、18年8月オンエアの紺野さん出演回が歴代最高視聴率をマークしたのです。美人が口にする“ち○こ”の底力を見せつけた格好です」
番組は15年1月期にスタート。翌16年、東京のTOKYO MXテレビで深夜にひっそり始まったことによって、業界人の目に触れることになった。のちに、黒瀬がカウンターバーのマスター、ナジャが常連客のトーク形式にリニューアル。2人は、福岡県内で実在するカウンターバーの中へ入って、カウンターに座るゲスト、応募でやってきた福岡女子と酒を交わしながら、アダルトな本音トークを繰り広げる。番組は決まって「カンパ〜イ!」で幕開ける。
今年、2度目の来店となった紺野は前回と違って人妻になった。冒頭では、夫から飲み屋でナンパされて交際に発展した経緯をぶっちゃけ。黒瀬に促されて、“結婚謎かけ”を即興で披露した。それは…。
「芽吹きました。結婚とかけまして、ち○ことときます。その心はどちらも、細く長くがいいでしょう」
店内は拍手喝采となったが、引っかかったのはナジャ。「好みがあるんじゃない?」と異を唱えた。紺野が「短いより良くないですか? 細く長いほうが」と個人の意見を述べると、ナジャは「私は太く長くのほうがいい」と続けた。黒瀬が「ち○この話ばっかりや!」と制止に入ると、紺野は「もうカリカリしないでください」としっかり“芽吹いた”。
これぞ女芸人の真骨頂。33歳・人妻芸人には唯一無二の“ち○こ謎かけ”を究めてほしいものだ。
(伊藤由華)