昨年の12月2日に放送された『M-1』では、霜降り明星が史上最年少の優勝を果たし、話題となった。だが、この快挙はある騒動にかき消されてしまう。番組の決勝へラストイヤーとして出場していたスーパーマラドーナの武智が、放送日の深夜に配信したネット動画において、2017年のチャンピオンであるとろサーモンの久保田かずのぶが、泥酔した状態で「酔ってるのを理由にして言いますけど、そろそろやめてください。自分目線の感情だけで審査しないでください。1点で自分の一生変わるんで。理解してください」と叫んだのだ。これは唯一の女性審査員である上沼恵美子を批判したものである。久保田の暴言に乗っかる形で、武智も「更年期障害かって思いますよね」と同調していた。
この動画がネットで拡散されると、大炎上する。2人が所属する吉本興業が、上沼に謝罪を申し入れるも、上沼側が固辞したため、事態はきちっと解決したとは言い難いまま現在に至っている。
スーパーマラドーナの武智は12月2日に更新したツイッターで、「かれこれ1年か。。」と意味深なつぶやきをしている。スーパーマラドーナは相方の田中一彦が暴言騒動をネタに『R-1ぐらんぷり』(フジテレビ系)に出場するなど、話題になったトピックはあるも、現在は関西系で準レギュラー1本を持つのみであり、武智のツイッターももっぱらライブ告知が多く、テレビからはほぼ消えた状態と言える。
暴言の当事者であるとろサーモンの久保田も、6月に『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で、母親から「子宮に戻りなさい」と説教をされたほか、地元宮崎県でとろサーモンを使ったポスターや銅像が撤去されたエピソードを披露していた。元々クズキャラが売りの人物であっただけに、今後どういうスタンスで振る舞うのか迷走中といったところだろう。
両者は現在に至るまで、テレビの第一線には復帰できたとは言えず、今後も同様の状態は継続しそうだ。暴言とネット拡散の怖さを知らされる出来事とも言えるだろう。
記事内の引用について
スーパーマラドーナ武智のツイッターより
https://twitter.com/hikinikugeinin