8月1日から予選がスタートした今年のM-1グランプリ。エントリーはプロ・アマ問わず、応募資格は、結成15年以内(2004年1月1日以降)のコンビであること、そして審査基準は“とにかく面白い漫才”だ。決勝のステージに立てるのは9組+敗者復活の1組で、合わせて10組のみ。今年も優勝コンビには賞金1000万円が贈呈される。
今年は、過去最高の5040組がエントリーする中、激戦を勝ち抜いてきた26組が、同日行われた準決勝戦にて火花を散らし、その約2時間後 に決勝進出決定の9組が発表された。今回は9組中7組が決勝進出が初めてのコンビとなる。
決勝進出者は以下の9組。
インディアンス
ミルクボーイ
オズワルド
見取り図
かまいたち
ぺこぱ
からし蓮根
ニューヨーク
すゑひろがりず
決勝進出者の名前が呼ばれる中で、ひと際大きなどよめきが起きたのは初出場を決めたぺこぱだ。吉本興業以外で唯一の出場となったが、決勝進出が決まった際に、ボケの松陰寺太勇は舞台裏で号泣したことを明かし「2分でメイクをしたのは初めてです」と言って笑わせた。
和牛や、ミキなどの決勝進出が有力視されていたコンビが敗退する中、見取り図は昨年に続き2年連続での決勝進出となった。昨年は9位という成績に終わってしまったが、ボケのリリーが「漫才中に目があった瞬間、これはいけると思った」と言うとツッコミの盛山晋太郎は「俺ら目が合うことないやろ。こいつ絶対目合わせないんですよ」と言って会場を笑わせた。
『M-1グランプリ 2019』決勝戦の模様は22日(日)18時34分から、ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットにて生放送される。司会は今年も今田耕司と上戸彩。同日行われる敗者復活戦の司会は陣内智則が務める。
令和一発目の漫才の祭典を制すコンビは果たして誰になるのか、注目が集まる。