だが、混乱を招いたのは交通手段だけではなかった。9月30日にNHK総合で放送されるはずだった大河ドラマ『西郷どん』が、 台風関連の特別報道番組のためにオンエアされなかったのである。
「この日、『西郷どん』はNHKBS プレミアムのほうでは夕方6時から放送されていたのですが、オンエアが始まってからの約30分後、いきなり『西郷どん』の公式Twitterが更新され、NHK総合での放送休止が告知されたのです」(芸能ライター)
だが、Twitterをすべての視聴者が見ているわけではない。いつも通り、『西郷どん』をNHK総合で見ようと夜8時にチャンネルを合わせた瞬間、初めて放送中止になったことを知った視聴者も多かったようだ。また、Twitterを検索すると、それまでNHK総合の画面に「『西郷どん』を放送休止にする」というテロップは、その8時になるまで一度も出ていなかったという声もある。
この対応の遅さに公式Twitterには疑問の声が殺到。「もう少し早めのお知らせをお願いします」「視聴者すべてがBS見られるわけでもないのだから」「Eテレの番組を1つ休みにして西郷どんを放送してほしい」「L字放送とかテロップで十分な気がします」という視聴者もいた。
一方、「『遅い』と言っている人いるけど、シャアないヤン。この時間になって放送休止を決めたのもギリギリまで放送するかどうか決め兼ねていた証拠ヤン」などと、むしろ視聴者に「あきらめろ」と“忠告”するユーザーもいた。
Twitterでは「放送日が決まりましたら、改めてご案内します」と報告しているが、10月1日朝の時点ではまだ詳細が出ていない。天災時のテレビ放送は何かと議論を呼ぶが、今回もそれを示したといえるだろう。
記事内の引用について
『西郷どん』公式ツイッターより
https://twitter.com/nhk_segodon