シンが狂乱の雄たけびを上げている。高田モンスター(M)軍を裏切ったボノの“教育係”として高田総統から制裁を厳命されたシン。来日時には「お漏らしするなよ」と紙オムツを手にボノを挑発。暗に“粗チン”扱いするなど、毒舌全開だったが、この日の暴れっぷりも半端なかった。
客席を練り歩き、ファンに悲鳴を上げさせたかと思えば、ボノの奇襲には噛み付きで反撃。流血に追い込むと、レフェリーにも凶器で暴行を加えて反則負け。試合後も観客に向かってパイプイスを投げ付けるなど、まさに“凶器乱舞”だった。
極め付けは総統の降臨後に再び姿を現して大暴れ。総統に「おい、シン。私より目立つな。前代未聞だよ」とお叱りを受けるほど制御不能に。M軍関係者によれば、控え室でもM軍戦闘員3人を血祭りに上げたという。
その背景には「シンはプロレスのレジェンドとしてプライドが高いので、他ジャンルから安易にプロレスのリングに上がる人間が許せないようです」(ハッスル関係者)という。過去にはプロ野球元巨人軍のウォーレン・クロマティ相手にも大暴れしたシン。どうやら“魔界の横綱”を許せないらしい。そこに元K1王者が加われば…。
対するボノが「あのクソジジイ、ちっとも怖くない。マー君(ハント)と一緒にリベンジしてやるよ」と応戦する構えだけに、シンの狂乱に拍車がかかることは必至。“インドの狂虎”の暴走はもはやノンストップだ。