北島三郎/病み上がりの中で『まつり』を熱唱
北島三郎(82)は愛馬のキタサンブラックがGⅠを勝利するたびに、「♪まつりだ、まつりだ、キタサンまつり〜」と歌ってみせたが、2016年11月27日のジャパンカップを勝利したときは、歌うかどうか微妙だった。
まだ病み上がりの身に加え、当日は小雨が降っていて足元が悪い状態だったからだ。サブちゃんは同年の9月12日、頸椎症性脊髄症の手術を行っており、10月22日に退院した後はリハビリに努めていた。
その甲斐あって徐々に体調は回復してきたが、それでも手足がしびれて、歩行がおぼつかない状態が続いていた。
ジャパンカップを勝ったのはいいものの、表彰台に上って表彰を受けなければならないから、関係者は心配でしょうがない。そのため、当日はお付きの人が左右について、支え上げるようにして台に乗せた。
表彰式が終わると、サブちゃんは周囲の心配をよそに、『まつり』を歌い始める。ただし、ワンフレーズだけだった。
(明日に続く)