3人は「日本財団パラリンピックサポートセンタースペシャルサポーター」を務めることから、この日の開会式に小池百合子東京都知事らと共に出席。草なぎが1万7100人の客席を見回し、「皆さんの思いが通じたのか、とてもいい天気ですね」と声をかければ、香取も「コンニチワー!とても天気のいい中、『i enjoy!』をテーマにみなさんと、今日は大会をエンジョイしたいです!」と続くと会場は大歓声。
香取とプロレゴビルダーの三井淳平氏との共同制作となった「レゴ壁画」に関しては、スタンドに立てられた赤い幕にくるまれたレゴ壁画を前に、香取が「みなさん完成しました!」と雄叫びをあげて除幕。香取が描いた記念壁画の実物大サイズで、かつ約15万個のレゴブロックを使って作られたこのレゴ壁画が姿を現すと、香取は感無量の表情。
「3か月かけて三井さんのアトリエで三井さんがほぼ1人で作ったもの。僕ももうホントにちょこっとだけお手伝いさせてもらいました。金メダルの部分を僕が作ったんですが、それでも3時間くらいかかりました」と紹介し、稲垣も「本当に慎吾の絵がレゴになっている。すごいですね」と感心しきり。
草なぎも「三井さんの温かみを感じますね。絵自体は見ていたんですけど、改めて見るとすごいなって。実際に触れることができるのも嬉しい。正直、ここまでやるとは思いませんでした」と絶賛。香取はその後、レゴ壁画に直筆サインを入れ、3人で客席や選手に改めてエールを送っていた。
(取材・文:名鹿祥史)