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ビートたけし 芸人のあるべき姿を語る「給料保証されたコメディアンは最悪」

 5日、テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」で大御所芸人のビートたけしが、芸人のあるべき姿を語った。

 番組では「ビートたけしに教えたい検索急上昇ワード!」のコーナーが放送。同コーナーは、インターネットで話題となっている人物や事柄などを紹介する内容となっている。

 その中で、「楽園企業」というキーワードが紹介された。「楽園企業」とは、岐阜県にある未来工業株式会社のことで、主に電設資材を作る会社。創業して50年、一度も赤字を出したことがないという。さらに特徴的なのが、営業ノルマや売り上げ目標はなく、年間休日は140日間。平均年収も44歳(従業員の平均年齢)で620万円以上もあるという。まさにホワイト企業を超えた「楽園企業」である。

 たけしは「この会社はちゃんとした顧客があって、会社の従業員として必要な数を雇ってるワケで、この人たちが新しいモノを開発するとか、違う部署で営業するとか、ちゃんとこなせばいいだけで…」とコメント。

 そして、「だから我々みたいなお笑いはいくら売れてなくても給料なくても、どうにか毎日ガンガンやって這い上がろうとするじゃない。給料保証されたコメディアンは最悪だと思うね」と考えを示した。

 また、「いつダメになるかわからないから必死になるんで、やりたいことと生活のためになることはまた別」と持論を展開した。

 たけしは海外のインタビューアーから、「お前は映画監督以外に、タレントなどの肩書きがあるが、一体お前はなんだ? よく努力してるな」と感心されることがあるというが、たけし自身は「魚が努力して泳いでるワケじゃないだろ!? 俺も魚のように泳いでるだけで努力も何もしてねーよ」と全く意識していないことを明かした。

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