日産のことをもっと知ってほしいという思いから始まった「日産ソーシャルメディアプロジェクト」。日産や車に関心がない人ともコミュニケーションできたらという願いを込め、フェイスブックなどのインターネット・ソーシャルメディアサービスを利用して、車だけにとらわれない「ワクワク」をつくり出していくという。同プロジェクトの編集長に鈴木氏が就任し、高見レポーターと共に、同日から、サービス開始。
キックオフイベントとなったこの日、ステージでマイクを持った鈴木氏は、テレビ番組制作の経験から、結果や視聴率らの数字にばかり気を取られがちだが、ヒットすると思う番組は、「つくり手が一番最初に楽しんでいる」作品であることを紹介。「若い人が、日産と聞いて、『あの会社、面白いことしてるよね』というイメージ」を持ってもらえるよう、「チャンネルを一個、つくるつもり」と意気込みを語った。
また、ソーシャルメディアサービスを活用する同プロジェクトにちなみ、鈴木氏は、インターネット短文投稿サービス・ツイッターで数か月前に遭遇したという出来事を紹介。ツイッターで鈴木氏へ「暴言をはいてきた人」がいて、「性格上、無視できなかった」鈴木氏は、「そういうことを言うんじゃない」とツイッターを利用して「説教」。しかし、相手は聞き入れず、「暴言」と「説教」のやり取りが数か月続いたという。ただ、先日、鈴木氏が風邪を引いた際、相手が「大丈夫か」と鈴木氏を気遣ったとか。鈴木氏はそのときに、「メディアって、すごくすてきだなと思ったんです」と興奮気味に明かした。「僕自身も彼のことを知れたし、僕のこともわかってくれたし、しかもそのやりとりをみんなに公開できた」と振り返り、「本気でがんばっていきたいと思います。よろしくお願いします」と同プロジェクトの意気込みを語った。(竹内みちまろ)