近藤は1979年放送のドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)の生徒役で俳優デビュー。同ドラマで同じく生徒役だったタレント・田原俊彦、ギタリスト・野村義男とともに「たのきんトリオ(以下:たのきん)」として一世を風靡。80年12月にシングル『スニーカーぶる~す』でソロデビューすると80年代を代表する男性アイドルとして芸能史にその名を刻んだ。
かつて、ファンによる数々の“親衛隊”を誕生させた近藤だが、田原も幾多の伝説を残してきたスーパーアイドルだった。そんな2人の間には確執の噂が聞こえてくる。
「たのきんは1983年8月に解散。以降もそれぞれ活躍し、1990年に野村が、1994年に田原が同事務所を退所しました。野村は退所後も近藤と仲が良く、近藤のライブにギタリストとして参加したことも。2012年11月放送の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)には2人でそろって出演するなど、しこりのない関係を保っているよう。一方の田原は、90年代後半以降、近藤や野村との共演はなくなり、一部では不仲説が浮上。その上、同番組にも田原だけが出演しなかったことで両者の確執が真実味を帯びてしまったよう」(芸能ライター)
田原はたのきんの中で最初にソロデビューし、トップアイドルの座を奪取。1987年放送のドラマ『教師びんびん物語』(同)に出演するなど俳優としても成功を収めていた。ところが94年2月、長女でタレント・田原可南子の誕生発表会見で「僕ぐらいにビッグになっちゃうと…」と発言し、その翌月には同事務所を退所。“ビッグ発言”で猛バッシングを受け、めっきりメディアから姿を消し完全に“干される”事態となった。
「田原は、野村と違って退所が円満ではなかったことから、ジャニーズとのタレントとは“共演NG”となってしまい、その制裁はいまだに解除されていないんだとか」(芸能ライター)
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2017年6月放送の『良かれと思って!』(同)に出演した田原は、近藤について「連絡はとってないが、仲が悪いわけじゃない」と言及し、話題に。さらに、19年4月発売の『週刊文春』でロングインタビューを受けた田原が、「忖度したのはテレビ局のほう」と明かし、「ジャニーズ事務所が直接僕に何かしたわけではありません」と断言。だが、「でも、(ジャニーズによる)見えない圧力はあったと思う。現に、後輩(ジャニーズタレント)との共演は今までありません」と吐露している。
「確執は当人同士の問題ではなく、事務所によるものではないでしょうか。田原は一度、表舞台から姿を消しましたが、今ではコンサートやディナーショーを毎年のように開催し、2020年8月には76枚目となるシングルを発表。田原も懲りずに不倫騒動を繰り返していますが、仕事へのハングリーさやフィジカル的なタフさからか、近藤とははっきりと明暗を分ける形に」(前出・同)
近藤の退所により“共演NG”といわれた“しがらみ”がなくなった。かつてのスーパーアイドルの共演は、今後の近藤の芸能生活を大きく変えることになるかもしれない。