あまりコメンテーターとして番組に出演する機会がない神田は、冒頭こそいつものふわふわした雰囲気を漂わせていたが、紅白出場者決定のニュースが紹介されると、「元NHKに居た身として言うと、平成最後の紅白なのにという声もあるが、もともと紅白は一年の貢献度を見て出場歌手を選んでいる」ときっぱり。その上で「今回のメンバーはじわっとしていていい」と意見していた。
また、今回、紅白への出場がかなわなかった韓国のアーティスト「BTS(防弾少年団)」が、過去に原爆のきのこ雲がプリントされたTシャツを着用していた騒動に話が及ぶと、神田は「韓国のアイドルははじめから世界進出を考えて育成をしている」と言及。その上で、「だったら本人は分かっていなくても周りの大人が世界史を勉強しておかなければいけない」「してはいけない相手の国の土俵のルールを勉強しておかないといけない」と持論を展開し、共演者らを納得させていた。
こういった神田の立ち振る舞いを見て、ネット上では「あまり良いイメージ持っていなかったが、真面目なきちんとしたコメントもしていたし面白かった」「ちょっと変わった人だけど、真面目で素直ないい人の印象」など、神田を評価する声が多数。
一方で、日本の航空会社で乗務員の飲酒による不祥事が相次いでいるニュースが取り上げられた際は「昔、パイロットの方とお付き合いしている時期があった」とぶっちゃけ、「飛行中は暇なのではないかと思っていたけどやっぱり気が張っているみたいで、現地に着いたらそれなりに息抜きは必要」とまとめ、ダウンタウンの松本人志から「なぜ、その話をしようと思った?」と突っ込まれていた。
しかし、こういった相変わらずの天然発言もウケたようで、ネットでは「生真面目と抜けてるバランスが良い」「笑った」との声が多数。視聴者からは好印象だったようだ。
「神田さんは天然発言ばかりがピックアップされますが、やはりNHKにいただけあって、コメント力はさすが。空気を読んでいないようで、きちんと筋の通ったことを言うので、今後コメンテーターとしての仕事も増えるかもしれませんね」(芸能ライター)
神田の新たな一面は、彼女の武器となりそうだ。