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K-1赤っ恥! 海外でも経営難露呈

 欧州最大のキックボクシングイベントを主催するIT'S SHOWTIME(本拠=オランダ)が、K-1を運営するFEGとの共同プロデュース興行である5・21(現地時間)オランダ・アムステルダムアリーナ大会の開催が、暗礁に乗り上げていることを明かした。

 ショータイムは06〜08年にFEGとの共同興行を成功させ、今回は3年ぶりの共同開催となる。この興行は運営をショータイム、マッチメークをFEGが担当。ショータイムでは2月1日に前売券の発売開始を予定していた。

 マッチメークの期限を1月11日に設定していたショータイムだが、FEGからは回答なし。18日に届いた返事は、「選手に未払いのファイトマネーがあるため、交渉ができない。もう少し待ってほしい」というもの。ショータイムによると、FEGと投資家の交渉も停滞しているという。FEGがショータイム所属選手に対しても、ファイトマネーを未払いにしていることも公表された。

 ショータイムはこのビッグイベントを成功させるためには、準備期間の関係で5月開催は困難と判断。FEGの資金難が解消されたとしても、9月か10月前半への延期を検討している。

 日本国内ではFEGの経営難が表面化し、今春に会社の体制をリニューアルしての再出発がアナウンスされている。はからずも海外でも経営難を露呈し、赤っ恥をかいてしまったFEG。このまま、5月予定のショータイムとの共同興行が延期にでもなれば、海外での信用も失墜してしまいかねない。
(ジャーナリスト/落合一郎)

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