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中村勘九郎、ハードな殺陣とアクションで猿飛佐助熱演 篠田麻里子も女忍者役で殺陣に挑戦

 中村勘九郎が猿飛佐助に扮し、戦国時代の真田一族の活躍を描く堤幸彦演出の舞台「真田十勇士」の公開舞台稽古が11日、東京・新国立劇場で行われ、稽古前の会見で中村が殺陣ありアクションありのハードな稽古を振り返って「まさに大変でした」と笑顔を見せた。

 会見には中村ほか、加藤和樹、篠田麻里子、加藤雅也、浅野ゆう子、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、青木健、石垣佑磨、栗山航、丸山敦史、山口馬木也、荒井敦史、望月歩ら豪華出演陣と堤幸彦監督が出席。

 中村は「堤監督がこの舞台の制作発表の時におっしゃっていた『大変です』は本当でした。初日だけどこれが千秋楽になるのではと思うほど。舞台裏で何人かぶっ倒れています。本番もマジで倒れる人が出ないよう気をつけます」とハードな稽古を振り返って笑顔。一方、「大変ということはそれだけ、娯楽作品として素晴らしいということでもあります。自信を持って本番に挑みたい」と意気込みも。

 篠田は本舞台で本格的な殺陣に初挑戦。「約1か月ほど練習期間があったけどいろんな緊張と不安がありました。今出し切れる自分の全力を出して乗り切りたい。楽しみたい」とにっこり。「刀を持って動くのは自分としては初めて。『本当に殺しにいく気がないと成り立たないよ』という話をもらったんですけど、リアルでやるとケガしてしまうし…」と不安も口にしつつ、「いろいろ教えてもらい勉強になっています」と充実の表情。

 浅野は「真田十勇士の皆さんがただただ素晴らしい。ここに参加させてもらっていることをとても嬉しく思います。最後の合戦にいくところなど見てて毎回泣けてくる。全員の母のような気分で拝見させてもらっております。こんな舞台は見たことがありません」と本舞台を改めて絶賛。堤監督も「通常の作品の舞台より何倍も激しい作品。劇場に来てよかったと思える作品になっていると思います。初演の時作り上げた自由自在にうまく動き回れる合戦のセットもリニューアルしました。そこを見所の一つとして楽しんで欲しい」と呼びかけていた。

(取材・文:名鹿祥史)

舞台「真田十勇士」東京公演は新国立劇場にて9月11日〜10月3日まで公演 

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