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春先に続出する 神待ち少女が陥るワナ

 「神待ちサイト」で知り合った17歳の家出少女を動画サイトのライブチャットに出演させたとして、3月10日、元AV制作会社社員をはじめ3人が逮捕された。容疑者らは宿と食を提供する条件として、少女にカメラの前での猥褻行為を強要したという。少女が生中継中に視聴者に助けを求めたことから事件は発覚した。

 春になるにつれ、家出少女は増加する。特に3月末から4月上旬にかけての春休みは「プチ家出」に絶好の期間。しかし軽い気持ちで家出したのはいいものの、宿を提供してくれる男、すなわち“神”が実は業者で、その餌食になる場合も後を絶たないのだ。
 「SNSの『G』で神を見つけたと思ったら、それが援デリ業者の人で。お金に惹かれたのもあってそこで働いてたんだけど、一度、指定された場所に行くと、明らかにヤクザの客がいたの。ヤバいと思って業者の人に助けを求めたら、その業者も怖がって来ないんだよ。5時間以上、ラブホの中で首絞められたり殴られたりしながらヤラれた。殺されるかとマジで思った」(Sチャン・19歳・茨城県出身)

 援デリとは、業者が素人女性を装ってサイトに書き込み、客を捕まえては雇っている女性を派遣するシステムだ。そんな業者が、家出少女を囲うケースも多いという。時には家出したのがキッカケで売春以外の裏仕事にハマるケースもある。
 「(新宿の旧)コマ劇前広場によく溜まっている援交グループがあるんですよ。私も家出して、しばらくはそこにいました。他にも家出してたコはたくさんいましたよ。そのときホストと仲良くなって、彼からデパートのカード詐欺の片棒を頼まれて。彼が下手打って逮捕されたとき私も捕まって、20日間拘留されました。その援交グループにはクスリを売ってる子もいました」(Mチャン・21歳・栃木県出身)

 家出少女を狙う悪い大人はそこら中にいる。最悪の事態になる前に、彼女たちが気付けばいいのだが。

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