◎ダッシングブレイズ
持ったままで楽勝した東京でのデビュー戦が圧巻だったダッシングブレイズ。2戦目のこうやまき特別をハナ差で落としたものの、負けて強しのレース内容に些かも評価落ちはない。ひと昔前は多くのマル外が競馬シーンを賑わせていたものだが、このところは目立った活躍馬もなくダッシングブレイズは久々に現れた大物感たっぷりのマル外だ。
これまでの2戦ともに緩いペースだったために持ち時計こそないが、軽いフットワークと余力あるレースぶりから京都の芝に何ら不安はない。速い決着になっても十分対応できるだろう。名馬の登竜門となっているこのレースからまた1頭のスターホースが誕生する。
相手に面白いのは、前走の大敗で大きく評価を落としているサトノフラム。久々で太め残りだった上に、テンから遅いペースで行きたがってしまった。ガッツリとハミを噛んでしまっては終いの余力がなくなっても仕方ない。自己条件よりも重賞の流れの方が向きそうだし、新馬戦の内容からもっとやれていい馬だ。
他では、強い相手との対戦ながら昇級後の3戦で善戦を続けているグァンチャーレ、デイリー杯3着とこのコースに実績のあるナヴィオンをおさえに。
馬連 流し
(10)-(2)(9)(12)
3連複 軸1頭流し
(10)-(2)(9)(12)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。