夜は知らないけど昼時いつも行列の人気店。友人とお邪魔した。
2人ともメチャメチャ腹が減っていたので、ボクは「塩ワンタン麺」のCセット(餃子+半ライス)。友人は「醤油ワンタン麺」のAセット(半チャーハン)を注文。
竹で打つラーメン作りは一度経験したことがある。栃木県の佐野で大好きだった「とかの」のご主人に頼んで、麺工場を訪ね、太い孟宗竹で打たせてもらったことがある。でもこれが物凄く難しくて、とにかく片足で飛び跳ねながら麺を揉むんだけど、リズムを取るのに苦労した記憶がある。
ここも竹で打った平打太麺だ。塩スープは極上の味わい、塩、油、旨味のバランスが見事で、ややウエーブのかかったツルツルシコシコの麺を頬張れば、
「ああ、なんて美味しいんだろう」
と溜息が漏れるほど旨い。焼豚はほどよく下味がついて柔らか、ワンタンは中華のセオリー通りのオーソドックスなものだけど、これもいいね。
醤油ラーメンをちょっと味見させてもらうと、これもすこぶる旨い。ほどよい煮干の香り、旨味充実で、醤油のエッジが効いた味わいだ。またチャーハンはパラパラでいいね。餃子は特筆するものはなくごく普通の味わい。
麺をズルズル、ご飯をパクリ、餃子を頬張ってあっという間に完食。
「このラーメンはすごいな、久々のヒットだね」
と友人。その通り。たぶん佐野の現地にあるラーメン屋のどこよりも美味しいかも知れない、いや関東でも相当なレベルだ。
「ちょっと頼みすぎたな、腹が苦しいよ」
「ご飯半分残せばよかったかも、今日は夕飯抜きにしよう」
こりゃ近所にあったら毎日通いたい店だね。
〈店舗データ〉
【住所】埼玉県さいたま市南区太田窪2-6-8 電話048-881-0930
【営業】火〜土11時30分〜15時 17時〜21時 日・祝11時30分〜20時
【休日】月曜日・第3火曜日
【アクセス】JR京浜東北線「浦和駅」東口から徒歩20分