「遺留捜査」シリーズは11年4月にスタート。上川演じる空気を読まないマイペースな糸村刑事が、現場に残された遺留品をヒントに、難事件を解決する姿を描く。今回も昨年7月期の前作同様、東京ではなく京都が舞台となる。
一方、「刑事7人」シリーズは15年7月にスタート。今作では東山演じる天樹悠が、警視庁刑事総務課刑事資料係で捜査資料と向き合う日々の中、“人間犯罪ビッグデータ”となって復活。田辺誠一と白洲迅が、新メンバーとして加わる。
テレ朝といえば、4月期は人気シリーズの、「警視庁捜査一課9係」を継承した「特捜9」、「警視庁・捜査一課長」、そして、新ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」を放送。いずれも刑事物で、安定した高視聴率を記録。
1ケタ台を連発する他局のドラマをすっかり圧倒してしまっている。
その勢いに乗り、7月期も刑事ドラマシリーズを並べたようだ。
「『刑事7人』は1ケタを記録することもあり、そこまで数字が取れていない。しかし、東山が情報番組でキャスターを務めていることや、所属するジャニーズ事務所との関係など、“大人の事情”で定期的に放送しているという。『遺留捜査』も諸々の“大人の事情”で舞台が京都に移った。こちらも正直、数字はそれほどでもないが、京都の撮影班を稼働させるためには定期的に放送しなければならない。盤石な4月期の3本に比べたら不安要素はたっぷり」(芸能記者)
とはいえ、「刑事7人」には強力な“追い風”が。
先日、大好評のうちに最終回を迎えた「おっさんずラブ」で“ヒロイン”を演じた吉田鋼太郎がレギュラー出演。吉田は放送発表の記事のコメントで、東山に同ドラマのDVDをリクエストされていることを明かしたのだ。
視聴率が伸び悩めば、「おっさんずラブ」の力を借りる可能性もありそうだ。