最終回を終え、SNS上では早速「おっさんロス」も叫ばれている本作。最終話放送日には、「おっさんずラブ」の1日のツイート数が28万件以上を記録してトレンド世界一に。前回放送時にもトレンド世界一位を獲得していたため、2週連続の異例の快挙となった。
しかし、先月29日に行われたテレビ朝日の定例会見によると、テレビ朝日はSNSなどの反響は把握しているものの、視聴率が8%にも及ばないことから、映画化や続編については今のところ予定はないと断言。この発言にショックを受けたファンから、テレビ朝日に直接続編を望む声を伝えようとする動きまである。
確かに深夜帯としては高視聴率であるものの、一般的に見たら高いとはいえない数字。しかし、現在ネットユーザーからは視聴率よりも、ザ・テレビジョンが調査する新指標「視聴熱」に注目しているという。先月28日から今月3日までの一週間を集計した結果、『おっさんずラブ』は約58万ポイント以上を獲得して1位に。2位の『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の約9万ポイントに大きく差をつけている。
最終回放送終了後、『おっさんずラブ』のBlu-ray/DVDが10月5日に発売されることが決定し、オリジナルグッズやオフィシャルブックも現在制作中であることが発表された。過去にも、2011年に放送されたドラマ『鈴木先生』(テレビ東京)が全話平均視聴率2.06%だったものの、SNSを中心に話題を呼び、その後スペシャル版が放送され、2年後には映画も制作された。また、2002年に放送されたドラマ『木更津キャッツアイ』(TBS系)も全話平均視聴率が10.1%と、当時としては低視聴率だったものの、ソフトが大ヒットし、その後映画が制作されたという経緯もある。
『おっさんずラブ』もDVDが売れれば映画化、続編制作のチャンスも残っているかも知れない。