巻き返しを狙うフジの「月9」ドラマで、長澤まさみ主演の「コンフィデンスマンJP」は第2話の7%台以外は9%台であと一歩2ケタに届かず。
長澤、東出昌大、小日向文世のレギュラーキャスト以外に、江口洋介、吉瀬美智子らの豪華ゲストを投入しているものの苦戦中だ。
TBS系は杉咲花主演が主演する、人気シリーズ「花より男子」の続編「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」を放送しているが、こちらも最高は第3話の9・6%で2ケタに届かず。
同局は嵐の二宮和也主演の医療ドラマ「ブラックペアン」が初回13・7%を記録したが、第3話まで視聴率が徐々にダウンしている。
日本テレビは吉高由里子が駆け出し女性検事を演じる「正義のセ」が期待されたが、初回と第3話が2ケタを超え、ほかは9%台だ。
「もはや、ドラマの視聴率は2ケタ超えですら高いハードルになってしまった。この流れだと、有村架純や広瀬すずのように民放の連ドラよりも映画を優先する俳優・女優が増えそう」(芸能プロ関係者)
その一方、安定の刑事もの3本を並べ他局を圧倒しているのがテレ朝。
V6の井ノ原快彦ら、人気シリーズ「警視庁捜査一課9係」の主要キャストを並べた「特捜9」は初回の16・0%が最高で13%台後半から15%台を推移。
内藤剛志主演の人気シリーズ「警視庁・捜査一課長」は10日放送の第5話で今期最高の14・2%を記録し、ほかの回もいずれも2ケタ超え。
波瑠と鈴木京香の女刑事のバディもの「未解決の女 警視庁文書捜査官」も初回の14・7%を最高にいずれも2ケタ超えだ。
また、深夜帯で視聴率は低いが、社内での男性社員たちの三角関係を描いた「おっさんずラブ」はネット上で話題沸騰中。
唯一、TOKIOの松岡昌宏主演の「家政夫のミタゾノ」が、山口達也の一連の騒動が影響したかどうか定かではないがパッとしないものの、テレ朝幹部は笑いが止まらないに違いない。
(視聴率はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)