山口関連ばかりでなく、5月4日放送の『決定版!これが日本の名曲だ!』(テレビ朝日系)では「好きな女の子に嫌いって言われると、ああ自分のこと好きなんだなって思う」と発言。司会の高橋英樹から「そういうふうに思う人もいますけどね」とたしなめられる場面も見られた。この独特の感性はある意味ではキャラ立ちしているといえるだろう。
「武田の一連の発言はトンチンカンのようでありながらも、正論に寄るばかりではない、ある種の本音としても受け取れるでしょう。現在ワイドショーの常連コメンテーターとしてブレイクしている梅沢富美男も、時に抜けたところはあるけれども、曲がったことが大嫌いな下町の人情オヤジのような温かみのある言葉が人気です。その枠に武田もハマるかもしれません」(放送作家)
確かに、5月6日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)においても「世の中が清潔なものを求めすぎている」と苦言を呈し、さらに、「男ってフラフラしていないとダメなところもある」とも発言している。
「ネットでは『武田鉄矢もうそれ以上喋るな』のツッコミが殺到していましたね。炎上もどこ吹く風といった感じであり、むしろ、4月30日の『ビビット』からパワーアップしているともいえるでしょう。こうした良くも悪くもブレない姿勢が、テレビ的には面白がられるのは確かですね。さらに、現在のテレビ番組は中高年の視聴者向けに特化したものが多い。その世代にとって武田鉄矢はある意味ではアイドル的な存在でしたから、今後も露出は増えそうですね」(前出・同)
あえての毒舌ではなく、天然で炎上してしまう武田から目が離せないのは確かなようだ。