参議院議員の小川敏夫氏(71)は、馬主としての顔も持っている。これまで80頭ほどの馬を所有。その中には’93年の日経賞で2着するなど、1億3540万円を稼いだイタリアンカラーがいる。
しかし、馬好きなのはいいが、馬で問題を起こしてしまうこともしばしば。クラブ会員として40分の1を所有していた’86年のダービー馬、ダイナガリバーが種牡馬入りする際には、その売却金の分け前をめぐって社台側と大揉めした。
法務大臣の要職についていた’12年にも、ひんしゅくを買ったことがある。国会内で競馬サイトを見ているところをテレビカメラに撮られ、野党側に厳しく追及されたのだ。
しかも、「馬の調教を確認するために見ていたが、委員会中でないときは禁止されていない。競馬は事業としてではなく、趣味としてやっている。今後も続けていく」と開き直り、周囲をあきれさせた。
その言葉通り、今も馬道楽は続けている。ただし、所有馬はまったく走っていない。
(明日に続く)