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女優復帰への道が険しすぎる高樹沙耶

 沖縄・石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして、大麻取締法違反(所持)の罪に問われた元女優の高樹沙耶被告に27日、那覇地裁(潮海二郎裁判長)が懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)の判決を言い渡し、閉廷後、高樹被告が同地裁近くの公園で会見したことを、各メディアが報じている。

 高樹被告は昨夏の参院選に新党改革から「医療大麻の解禁」などを訴えて出馬したものの落選。その後、同居していた会社役員の森山繁成被告(=公判中)らと共謀。昨年10月に自宅で大麻約55グラムを所持したとして逮捕された。公判では一貫して「大麻は森山被告が管理していたもの」とし無罪を主張していた。

 しかし、各メディアによると、27日の公判で裁判長は「高樹被告は大麻を多数回使用したと述べ、親和性も認められる。所持していた量は少なくなく、入手したのは森山被告だが、自宅への持ち込み・保管を許可したことなど、果たした役割は少なくない」と指摘。高樹被告は判決言い渡しの瞬間も動揺することなく、閉廷時には深々と一礼し法廷を出たという。

 その後、会見。民放キー局のワイドショーでは生中継されたが、高樹被告は「逮捕されたこと、ありがたく思っております」とし、「お騒がせしたことをおわびしたい」と謝罪。「逮捕で全てを失うことになりました。理解していただきたいのは、決してふざけた気持ちで大麻草に向き合ってきたのではなく、医療で困った人のために使うことができたらという思いで活動してきました」と涙ながらに主張。控訴はしない意向だという。

 「このまま石垣島に戻っても、以前のような生活はできないだろう。発売中の『週刊新潮』のインタビューによると、静岡に年老いた母がいるそうで、高樹被告が稼いで支えていかなければいけないが、女優に復帰するとしても、マネージメントしてくれる事務所はなさそう。行き詰まって再犯に及ばなければいいのだが…」(芸能記者)

 今後、犯した罪の重さをずっしりと感じることになりそうだ。

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