現在、土曜の午後10時から放送されている番組が、午後9時からの放送になる。ある日テレ関係者は「視聴率のためのテコ入れです。10%を超える回もありますが、最近は一ケタが続く時が多いですからね。原因としてはやっぱりTBSの同時間帯の『新・情報7daysニュースキャスター』が安定して強いということもあります。今あるドラマ枠を動かしても、まだまだ数字の見込めそうなところに置こうということです」という。もともと嵐を管轄するジャニーズのジュリー副社長と日テレは昵懇の仲だ。「10時にはドラマが放送されるわけですが、多少、ドラマが下がっても致し方がないという判断です」と同関係者。
冠番組が低視聴率では「ポストSMAP」とも言われている嵐として格好が付かないということだろうが、裏を返せば、そこまでしないと数字の取れないグループということだ。
ある制作会社関係者は「今回の移動に多くのテレビマンは注目してますよ。そもそも嵐はファンクラブ会員数200万人ということでコンサートではぶっちぎりの動員数を誇り、人気があるのでしょうが、テレビ界では密かに『視聴率の付いてこないグループではないか?』とも言われてましてね。今回の移動で数字が上がればいいですが、変わらない、むしろ下がるようなら、視聴率が取れないということを証明するようなもの。結果次第ではジャニーズとの距離感も考えるテレビ局も出てくるでしょうね」と明かす。
ゴリ押しだったかもしれないが、嵐にとっては意外と正念場なのかもしれない。