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利益独り占めのジャニーズ・ジュリー副社長体制は黄信号

 KAT-TUNの元メンバーでジャニーズ事務所を退社した田口淳之介がメジャーデビューを果たすが、同じような現象はこれから続いてもおかしくない。

 2月にメジャーレコード会社のユニバーサルミュージックと専属契約を結び、4月5日に契約第一弾となるシングル「Connect」をリリースする田口。いままでならば、たとえ辞め方が円満だったとしても、事務所を辞めて1年足らずでメジャーデビューというのはありえる話ではなかった。それを“可能”にさせたのがいまのジャニーズ体制だという。

 ある音楽関係者は「ユニバーサルも以前はTOKIOを抱えていた時代がありました。TOKIOがジュリー副社長の作った『ジェイ・ストーム』に移籍してから、ユニバーサル側も何年間も次のアーティストを、と頼んでいましたが、新しいアーティストの所属はなし。しかも、その間にも他のレコード会社でも、ポニーキャニオンから嵐、テイチクから関ジャニ∞が契約を解除して、どんどん自分の『ジェイ・ストーム』のところで抱えてしまうんです。どんどん引き上げてしまうのを見れば、ジャニーズはもはやレコード会社と決別と見られても構わないというスタンス。だから、逆にユニバーサルは元ジャニーズのアーティストを抱えたということです」。

 利益はすべて自分で抱えるというような、いまのジュリー副社長の体制が続けば、同じようにジャニーズに反目の動きをするようなところが出てきてもおかしくない。ある芸能関係者は「ユニバーサルの一件がうまくいけば、これから事務所を辞めるだろうと言われている元SMAPのメンバーだってすんなり抱えるところが出てくる。そんな環境が整えば、あっさり事務所を辞めるというタレントだって出てきてもおかしくないです」。

 この流れに勢いがつくかどうか。

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