『破門』は関ジャニ∞の横山裕が佐々木蔵之介とW主演している。だが、公開初週から興行成績は5位発進。2週目は8位と順位を下げている。「約300スクリーンという大規模な公開で、テレビなどでの宣伝も打ちまくり。佐々木や横山が宣伝としていろいろな番組に出演しましたが、ぜんぜんダメでしたね。クチコミなどでも、『薄っぺらい』とか、『安っぽい』など散々で、見る影もありません。早々に打ち切る館が出てくるでしょう」とは映画会社関係者。
ただ、この春はこの大コケにとどまらない可能性もある。同関係者は「3月末には亀梨主演で『PとJK』という少女マンガを原作にしたものが公開され、4月末はいよいよキムタクの『無限の住人』ですが、この2作とも試写を見た人からの評価はいまひとつ。どちらも主人公がカッコよくは撮れているんですが、作品としては面白みに欠けると言われています。スクリーン数は相当、増やすはずですが、『破門』に続く大コケと言われかねない雰囲気は漂っています」。
このコケぶりにはやはり理由もあるという。ある制作会社関係者は「次期社長と言われているジュリー副社長の影響があるとも言われています。さすがに演出などに直接、口出すことはなくても、それとなくプレッシャーを掛けてくるという話を聞きますね。そうすると現場も顔色を伺うようなつくりになってしまいます。タレントがカッコよくは撮れるのでしょうが、それ以上の面白さが出るかとなると、疑問符でしょう」。
大コケ映画の出現は止まりそうもない。