イスラエル出身でユダヤ教徒の血を引くナタリー、パフューム『ミス・ディオール・シェリー』の広告塔としても、『クリスチャン・ディオール』のデザイナー、ガリアーノの発言には大きな衝撃を受け、これ以上関係を持ちたくないとコメントした。
2月27日に開催されたアカデミー賞で、予想されていた『ガリアーノ』のコレクションではなく、『ロダルテ』のドレスを着て登場したナタリーは、声明文で心情を語った。
「私は、本日公開されたビデオにおけるジョン・ガリアーノの発言にひどく衝撃を受け、気分を損ねました。そしてユダヤ人であることを誇りとしている1人の人間として、ガリアーノ氏とは今後一切かかわりを持ちたくないと考えております。この信じられない発言が、未だに続く全ての美しきものに向けられる偏見に対して行動を起こすべきだということを、少なくとも我々に考えさせる機会を与えたものであることを願っています」