◎シルポート
○コスモセンサー
▲ダノンシャーク
△エイシンアポロン
△トーセンレーヴ
△リアルインパクト
△フィフスペトル
△レッドデイヴィス
中山記念とドバイ遠征を筋肉痛のため回避したエイシンアポロンがマイルCS以来の実戦。目標は次の安田記念であることが明らかなだけに、久々、他より2キロ重い58キロの今回はスパッと切りたいところだが…鉄砲駆けする馬だけに大崩れは考えにくい。他馬の付け入るスキが若干広がった程度か。そうなると逆に馬券が難しくなってしまうわけだが…こういう時はシンプルに考えるのがベター。駆け引きなど関係なしに自分の競馬に徹するシルポート◎。阪神最終週に組まれていた当番組が今年から京都開幕週に移行。何が何でも逃げたいシルポートに開幕週のパンパン馬場は願ってもない好条件。17番枠だろうが何だろうがとにかくハナは譲らない構えで行くので当然ながら他の馬は控える。後続の人気馬がけん制し合うようなら逃げ切りも十分だ。さらにプラス材料なのは、昨年のこのレースの勝ち馬だが、1週遅れての施行となるため56キロで出走できるのも大きい(1年以内GIIV→57キロ)。追い風を味方に再度の逃走劇が決まる。
他で面白いのは、地味ながら近走充実のコスモセンサー、今回と同じ舞台の京都金杯で最後方から2着に追い込んだダノンシャーク、マイル路線に転じたトーセンレーヴあたり。実力馬3頭出しの音無厩舎だが、いずれも馬券圏内は微妙か。ただ、いつ走るか? のレッドデイヴィスは、オルフェーヴルやマルセリーナを完封したシンザン記念と同じ舞台だけに注意は必要か。
【馬連】流し(17)軸(1)(3)(6)(7)(11)(14)(16)
【3連単】フォーメーション(17)→(3)(6)→(1)(3)(6)(7)(11)(14)(16)
◆東京11R フローラS
◎アイスフォーリス
○ラシンティランテ
▲ミッドサマーフェア
△チェリーメドゥーサ
△チャーチクワイア
△ヘレナモルフォ
△レッドマーキュリー
3枚のオークス切符を懸けたTRに1勝馬が13頭…1勝馬侮るなかれとはいえど、潜在的な能力に魅力を感じるのはアイスフォーリスとレッドマーキュリーあたり。他の馬では少し厳しいように感じる。5頭出走の2勝馬に前記2頭を加えて馬券を組み立てるのが的中への近道だろう。7頭に絞ってこれまで戦ってきた相手を考えるとアイスフォーリスとラシンティランテが最有力。とくにアイスは未勝利戦でアーデント、葉牡丹賞でコスモオオゾラ、フェアリーSでトーセンベニザクラと差のないレースをしてきた。このメンバーならむしろ力量上位かもしれない。陣営もデビュー当初からオークスを視野に入れて1800〜2000mを中心に使ってきた。持続性のある末脚は府中の長い直線にぴったりだろうし、松岡騎手も桜花賞でコンビを組んだサウンドオブハートが骨折で戦線離脱しただけに「この馬でオークスに」の思いは強いはず。ラシンは重賞で強豪に完敗の内容が続いている上、距離延長で人気落ちが予想されるが、相手関係が楽になったことや折り合い面の進境ぶりから悲観材料にはならないだろう。君子蘭賞で後方追走から大外を突き抜け別次元の競馬をみせたミッドサマーフェアも魅力だが、乗り役が休み明けなので少し割り引いた。
【馬連】流し(10)軸(6)(7)(8)(14)(17)
【3連単】フォーメーション(10)→(6)(14)→(6)(7)(8)(14)(17)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。