巨乳新党浮上の背景には、政権支持率の急降下がある。事実上、邦夫氏を更迭した麻生太郎首相(68)の支持率は10%台に落ち込み、与党内ではまたぞろ“麻生降ろし”の風が吹き始めた。大手各紙の世論調査では、日本郵政の西川善文社長続投について「辞任すべき」「納得できない」などの批判が大半を占め、邦夫氏にしてみれば“それ見たことか!”といったところだろう。
首相株の急落とは反対に、国民の支持を得た邦夫氏は次期総理の座をうかがう勢い。新党結成情報も飛び交っている。これに重大な関心を寄せるのは芸能関係者だ。
「邦夫さんの事務所はもともと美人秘書がそろっているんでしょ? いまのうちに所属タレントを邦夫氏の事務所に“裏口入社”させたいと狙っているプロダクション関係者がいるんですよ。解散総選挙に突入すれば連日マスコミが選対事務所に押し寄せるようになるし、新党結成となればなおさら。実年齢が25歳を超えたタレントの場合、ヘタな芸能活動を続けるよりよっぽどメディアに露出できるし、大化けするかもしれない。その関係者は政界とのパイプもあるから、便乗したいという連中が多い」
同関係者によると、ライブドア元広報担当の乙部綾子氏(33)のようなパターン狙いという。元スッチーの乙部氏はホリエモン騒動で一躍有名となり、退社後はモデルの蛯原友里、押切もえらが所属する芸能事務所「パールダッシュ」に再就職。本人の希望で広報業務に徹したものの、芸能活動する道を選ぶこともできたといわれる。
「無名タレントで乙部さん以上のタマはいくらでもいる。邦夫さんは巨乳好きらしいから、顔はまあまあでも乳のデカい子が採用されるんじゃないか。新党結成ならばスタッフも新規採用しなくちゃいけないだろうから、さらに門戸が広がる。マスコミも飛び付く“巨乳新党”構想ですよ」(同関係者)
つまり、所属タレントを新党の巨乳スタッフや鳩山事務所のタレント秘書として送りこもうという戦略。政界を甘く見過ぎているにせよ、タレント出身の政治家が少なくないのも現実だ。なかには政治家なのかアイドルか分からないような手合いもいる。話は一方的に熱を帯びるばかりだった。
さて、当の邦夫氏はといえば、蝶収集家で知られる通り、純粋に美しいものに魅かれてしまうタイプ。全国紙政治部記者によると、「かつて鳩山事務所には美人秘書が大勢いて、なかには相当グラマーな子もいた。秘書目当てに連日取材攻勢をかけた記者までいた(笑)」というから、あながちあり得ない話ではない。
さらに、邦夫氏の巨乳好きを裏付ける別の事実も判明。元アイドル女優のエミリ夫人は若い頃、高見エミリーとしてドラマやCMなどで活躍し、当時の出演作品にはそのグラマーな姿が映し出されていた。邦夫氏が女性スキャンダルと無縁なのは「エミリ夫人に首ったけだから」(永田町関係者)といわれる。筋金入りの“おっぱい星人”だったわけだ。
そうなると問題は、更迭劇で世論を味方につけた邦夫氏が、あえて自民党を割ってまで新党結成に走るかどうか。なにしろポスト麻生が見えてきたところ。前出の記者は「新党結成の目はある」として次のように語る。
「いま自民党総裁に担がれたところで、衆院選敗北は避けられないから与野党逆転で野党党首に終わる。そもそも邦夫氏は『自然との共生』を旗印に、環境新党を結成する野望を抱き続けてきた。新党を結成して政界再編のキーマンとなったほうが得策。兄・由紀夫氏との関係を修復したうえで民主党連立政権に加わる可能性は十分ある」
蝶コレクターの邦夫氏が、果たして新党の華を求めて巨乳スタッフ集めに夢中になるか。大注目だ。
◎公式HPで秘書、スタッフ募集
邦夫氏は昨年6月、公式ホームページで東京と選挙区の福岡それぞれで秘書を募集。男女の別は不明だが、要普通自動車運転免許とするなど“容姿チェック”の気配は全く感じられない。
同時に、都内と都内近郊を勤務地とする「自然との共生」スタッフなるものを募っている。職務内容は、自然との共生および環境政策に関する資料整理と農地整備管理。「農学部系の学生さん、農業に興味をお持ちの方大歓迎」と呼びかけている。