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凄腕・銀座ママ“2億8600万円”所得隠しの舞台裏

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提供:週刊実話

 隠されていた所得は3億円近くにも登り、脱税額もさることながらその所得額の多さに驚きの声が上がっている。東京・銀座の高級クラブ『S』の雇われママ・A(38)が、約2億8600万円の所得を隠したとして、東京国税局から法人税法違反容疑で千葉地検に告発(3月27日付)された。

 銀座のクラブ関係者からは、「脱税に縁があるクラブだね」と皮肉めいた声が上がっている。

 「6年前に豚肉販売業者が関税法違反と所得税法違反容疑で逮捕された際、『S』のオーナーママの脱税関与も疑われたんです。雇われのAママは派遣会社を経営しており、そこから派遣された形で給料をもらっていたが、売り上げの一部を除外して赤字に見せかけるなどの手口で法人税約6700万円を脱税したとされた。オーナーママの件があったんで店が国税にマークされ、たまたまAママの所得隠しが発覚したらしい」(銀座8丁目のクラブ店長)

 Aママは大阪・北新地のクラブ出身で、8年前に上京したとされている。

 「銀座デビューした頃は、北新地の馴染み客が多かったんですが、客あしらいが上手いうえ、若くて太い客をつかむようになった。だからといって、男性関係は派手ではなかったですよ。お金を貯めるのが趣味のような人でしたね」(当時一緒に働いていた男性従業員)

 銀座で頭角を現したAママは、4年前にオープンした『S』で、雇われママを任された。

 「オーナーママも関西出身だから、Aママと気が合ったんだ。趣味が貯金だから、お金にはシビア。会社の顧問税理士と節税対策に走ったんですが、当局からは脱税とみなされた」(Aママと面識があるクラブ関係者)

 『S』はホステスが40人以上在籍する銀座でも最大規模のクラブだ。

 「1人で月に1000万円以上を売り上げる凄腕で、店はAママでもっているようなもの。今回の告発でAママは当局の指導に従い、修正申告と納税を完了したそうです。でも、国税にマークされた店は、客も警戒する。過去の例からして客足は遠のきますよ」(銀座7丁目クラブオーナー)

 共に告発された顧問税理士と計画的だったのか、現在調べられている。

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