「一部週刊誌が報じたところによれば、1話で彼女が着ていた白のワンピースは通販サイトで全サイズ売り切れ。2話の夏祭りのシーンで着ていた浴衣も別の通販サイトで完売など、いずれも人気だそうです」(芸能ライター)
売れる理由は、女性層からの支持も高い石原への憧れからきているのかもしれないが、こうした「好影響」はこれに限ったことではない。『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)でもさまざまな経済効果があった。
「6話で森山みくり(新垣結衣)と津崎平匡(星野源)が泊まった伊豆の温泉宿『宙 SORA 渡月荘金龍』は、放送当時ホームページがサーバーダウンし、連日予約が殺到。また津崎が7話でメガネの刺繍が胸元に施されたシャツを着ていましたが、公式Instagramでブランドが明かされると売り切れが続出。品薄状態がしばらく続いたそうです」(同)
物が売れるという現象だけではない。
「ドラマ『コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐』(フジテレビ系)を見て、実際にフライトドクター・フライトナースの道に進んだ方のインタビューが、同作品の公式サイトに掲載されています。また、これは15年前のことですが、木村拓哉が飛行機の操縦士役を務めた『GOOD LUCK!!』(TBS系)の影響で、パイロットや整備士の志願者が増え、ANAの株価も上昇したという例もありました。ドラマは人生を変え、社会を動かすこともあるのです」(同)
リアルタイムでの視聴率は低くても、録画などを含めたタイムシフト視聴率では15%、20%を軽く超える作品もある。「低迷」「爆死」などと伝えられる昨今だが、ドラマの影響力は我々が思う以上に、まだまだすごいのかもしれない。