東京都豊島区のラブホテルで女子大生の遺体が見つかった殺人事件で、女性のバッグを盗んだとして窃盗容疑と殺人容疑で逮捕された紺野正美容疑者は女性との接点についてこう供述した。
「一般的には『出会い系カフェ』ではなく『出会いカフェ』と呼ばれている。女性が殺害されたホテルの近くには深夜5時まで営業している出会いカフェ1軒ある。おそらく、そこで知り合ったのでは」(風俗ライター)
出会いカフェは、男性が利用料金を支払う一方、女性は無料でインターネットなどを利用できる。男性は、マジックミラー越しに気に入った女性を指名し交渉。女性を店外に連れ出す際には「外出料」を店に支払い、「交通費」などの名目で女性に現金を支払うシステムだが、以前から「新たな売春の温床」と指摘する声があがっていた。
「紺野容疑者は出頭に付き添った男性に『財布にあるはずの現金がなくなり、女性とトラブルになった。気付いたら首を絞めていた』と説明。おそらく、紺野容疑者がシャワーに入っている間に財布を物色されたのではないのか。逆に女性がシャワーに入っている間に男性に現金を盗まれる場合もある。出会いカフェの利用者の声を聞くと、男女どちらかが援助交際目的で交渉が成立し、ホテルに入った際に最も多くトラブルが発生するが、自分に非があるのでほとんどの場合は泣き寝入りしてしまう」(同)
事件化してしまったケースも多く、「出会いカフェで知り合った女性を車に乗せて乱暴した男が逮捕されたり、他県から来た教師が知り合った女子大生の飲み物に睡眠薬を入れホテルに連れ込んで乱暴したうえ財布を盗んで逮捕された事件もあった。今回の件で本格的に捜査の手が伸びるのでは」(社会部記者)。
軽い気持ちで利用するのもいいが、くれぐれも事件に巻き込まれないように細心の注意が必要だ。