先週の桜花賞に続き、皐月賞も傑出馬は不在ですが、ここは◎ブラックシェルの素質に期待します。
前走の弥生賞は何がなんでも権利を取るのが条件でした。でも、前々走のきさらぎ賞はやたらにテンションが上がり、返し馬もまともにできない状態…その影響で大出遅れ。今回もまともにレースに臨めないんじゃないかと、ハラハラしていましたが、そんな心配はよそに、落ち着いて競馬をすることができました。
道中は中団の外を追走し、折り合いを欠くこともなくスムーズ。直線では力強く脚を伸ばして、2着に突っ込みました。マイネルチャールズには3/4馬身届きませんでしたが、権利取りという命題があったので、ある程度大事に乗った感もありましたからね。それでも、使った上がり(3F)はメンバー最速の34秒6ですから、勝ち馬との逆転も十分可能とみています。
いきなりエンジン全開という瞬発力タイプではありませんが、ロングスパートが可能なタイプ。早く動こうと思えば動けますし、決して不器用というわけではないですよ。
中間はハードな追い切り。攻めはあまり動かないタイプですが、先週、今週と武豊騎手がまたがり、元気いっぱいのフットワーク。先週に比べ、直前ではずいぶん迫力が増した感じです。緩かった馬体も絞れてきたし、最高の状態で本番に臨めそうです。
合わせて中間は課題のゲート練習を重ね、無駄にテンションを上げないように努められてきました。一流厩舎の究極の仕上げで、態勢は整いました。まずは1冠を手中に収めます。