瀧容疑者が木曜パートナーを務めていたTBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』では、番組冒頭、パーソナリティーの赤江珠緒が「ウソであってほしい、夢であったらいいなと思ったことが現実です」と切り出し、「何でよ。何してるのよ」と涙ながらに謝罪した。
また、30年近く親交があるというタレントの伊集院光もTBSラジオ『伊集院光とらじおと』の放送内で「僕は尊敬や憧れや嫉妬を全部持ってたね。彼の昨今の仕事ぶりに対して。だから、何でそんな物が必要なんだって」と心情を吐露した。
ネット上では「珠ちゃんの気持ち分かるわ」「交友が長いだけに伊集院も思うところあるだろうな」など、2人を慮る声が上がったが、一方でラジオ好きのネット民からは辛辣な意見も聞こえてくる。
《そもそも個人的な思い入れとか公共の電波でしゃべるなよ》
《プロのパーソナリティーが泣きながら謝罪って、放送事故レベルだろ》
《何か白々しくて冷めたわ》
など、どれも厳しい意見ばかりだ。
「赤江の過剰な反応にドン引きしたリスナーも多かったと思います。リスナーにとっては、瀧容疑者のやったことは断罪すべきことで、楽しみにしていた番組に水を差す行為です。事件を伝えるならあくまでも客観的な立場で報道するべきだったんじゃないでしょうか。瀧容疑者のやったことを重く見ているならば、なおさら厳しい姿勢で突き放すのがスジというものでしょう」(芸能記者)
一方で、逮捕の翌日に放送された文化放送『大竹まことゴールデンラジオ!』には称賛の声が集まっている。
「朝から各局のワイドショーを賑わせていただけに、大竹も何らかのコメントをするかと思われていましたが、フタを開けてみれば番組冒頭から下着の話。『俺、何だか分からないんだけど、ブラジャーのCM好きなんだよな』と、パートナーの壇蜜、いとうあさこ相手にエロトーク全開でした。いつもの正常運転でしたが、笑いを交えたトークにほっとしたリスナーも多かったんじゃないでしょうか」(同・記者)
同番組は今年1月17日に放送3000回を達成。シニア層からの圧倒的支持で同時間帯の聴取率トップを獲得している。聴取率で圧倒的な強さを誇るTBSラジオも、大竹の番組だけには後塵を拝している形だ。
あえて事件を語らないことで、リスナーに気遣いを見せた大竹。一方、感情的な反応を見せてしまった赤江と伊集院。各人思うところはあるだろうが、放送人として、大人の対応をリスナーが求めていることは忘れないでほしいものだ。