番組は平昌冬季オリンピックを特集。ソチオリンピックで「詳しすぎる解説者」として話題になった元モーグル日本代表の三浦豪太氏が、解説役として登場する。
豪太氏の紹介VTRで表示されたのが、豪太氏と一緒の写真に写る父・雄一郎氏。番組は雄一郎氏に対し、あろうことか「故・三浦雄一郎さん」というスーパーを流した。
この放送を見た視聴者から、「勝手に殺すな」と批判の声が殺到。小倉智昭も雄一郎氏が健在であることを知っていたようで、VTR明けに、
「三浦雄一郎さんは今も大変お元気で、もう一度エベレストに行くんだなんていうふうにおっしゃっています。その三浦さんに対して、大変失礼なスーパーを流してしまいました。申し訳ありません」
と謝罪。すぐに謝ることで、火消しを図る。
しかし、ネットユーザーは納得せず。「そんな簡単な謝罪で済ますのか」「内容を誰もチェックしていない証拠」など、批判の声が噴出。炎上状態となった。
そんな『とくダネ!』に対しては、同日BPO(放送倫理・番組向上機構)が、2017年7月、8月にそれぞれ事実と異なる報道を行ったことについて、「放送倫理違反があった」と判断したことを発表。その放送内容に「NO」が突きつけられた。
倫理違反を告げられたその日に、健在な人間を故人扱いする暴挙に出た『とくダネ!』。4月以降は伊藤利尋アナウンサーが加入し、パワーアップする予定だったが、今回の倫理違反とケアレスミスで、「打ち切らざるをえないのでは」という見方もあるようだ。
「今後、倫理違反を突きつけられたこと、ミスが続いていることについてどう責任を取るのか。『ワイドナショー』の松本人志のように、小倉智昭が『次やったら降板する』くらいのことは言うべきだと思います。
健在な人間を故人扱いすることは、報道関係者としてあってはならないことで、名誉毀損罪で訴えられてもおかしくない。しかも、短期間でミスや物議を醸す事案が続いており、信用はガタ落ちの状況。
小倉の簡単な謝罪だけで簡単に済ます事案ではないと思いますよ」(芸能関係者)
今後、『とくダネ!』はどのような「責任」をとるのか注目される。