前走の武蔵野Sでは道中かかってしまい11着。豪脚を披露したのはフォーチュンではなく、注目株の3歳馬イジゲン。ジャパンカップダートではトランセンドがハナに立つことさえもできない場面があったこともあり、同世代のこの馬にも衰えが出てきてもおかしくはないなぁ…と思っていましたが、今回のカペラSでは自慢の末脚が炸裂。トップクラスの馬と戦ってきただけあり、ここではやはりモノが違います。昨年同様、今後の予定は根岸SからフェブラリーS。展開がハマれば一発がありそうなだけに、まだまだ6歳世代から目が離せません。
余談ですが、鞍上はフォーチュン初騎乗の横山騎手でした。「カペラS」、「追い込み」、「横山騎手」…? そういえば…と思い過去のデータを見たら、2008年のカペラSはヒシカツリーダーが追い込んで勝利。鞍上は横山騎手でした。今回、フォーチュンの騎乗が決まった際には「自分にピッタリ」と話していたようなので、ダート短距離で追い込み馬に横山騎手が騎乗した時は勝負してみるのも面白いかも。
〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。今年度のおこづかい馬券の成績は現時点で回収率140%、プラス収支をキープ。Twitterのアカウントは「@minoru1202」。