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ポスター登場の小沢健二で思い出される90年代の事件

 歌手の小沢健二がタワーレコードの『NO MUSIC, NO LIFE.』ポスターに登場し話題となっている。1月27日から各店頭に掲示される。主題歌を手がけた、岡崎京子原作の映画『リバーズ・エッジ』公開にあたり、同作品が連載されていた90年代の写真がセレクトされた。 レコードショップに掲示されるポスターをめぐって、90年代の小沢にはある“因果”がある。

 「ファンの間では『僕は救われたかった事件』と呼ばれるものですね。音楽雑誌『ロッキング・オン・ジャパン』の1993年10月号のインタビューで、自らの音楽を宗教に例えて語ったことから、インタビューを行った編集長が“意訳”して『僕は救われたかったんだ』とキャッチを掲載。これに小沢が激怒して、渋谷のHMVに掲示された同誌のポスターに『そんなこと言っていない』と手書きで反論したものです。のちに、本人の反論インタビューも掲載されました」(音楽ライター)

 この一件により、かねてより小沢の中に存在した『音楽雑誌不信』が高まったといわれる。

 「もともと、小沢は既存の音楽業界のシステムから外れた人物として知られます。例えば、一部の作品について、通常はレコード会社が持つ原盤権を自ら買い取ったともいわれています。原盤権が会社にある限り、勝手にベストアルバムなどを出されてしまいますが、自ら持つことでそれを防ぐことができる。ただし、原盤権の買い取りには莫大な金額がかかるため、なかなか実行に移せるミュージシャンはいません」(前出・同)

 2017年には長い沈黙を破り、2月にCDとしては19年ぶりの新作『流動体について』を発表。夏にはフジロックフェスティバル出演も果たした。自由人の言葉がこれほど似合う人もいない。2018年に入っても精力的な活動を続ける小沢のさらなる活躍に期待したい。

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