まず、ベッキーと人気ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との不倫スキャンダル。最初、1月7日発売の「週刊文春」で不倫が報じられた2人。ツーショット写真やLINEでのやりとりが掲載され、大きな衝撃が走った。すぐさま、ベッキーは都内で緊急会見を開き、川谷との関係について「お付き合いということはなく友人関係」と説明し、不倫関係を完全否定した。
ベッキーの謝罪により騒動も沈静化するかに思えたが、21日に再び同誌が続報を掲載。この内容が決定打となり、ベッキーは芸能活動を自粛することになった。
そして次に、成宮の薬物疑惑について。まず、12月2日発売の「FRIDAY」(講談社)が、成宮のコカイン疑惑を報道。これに対して、成宮及び所属事務所は「事実無根」と完全否定し、講談社への法的措置を取ることも明らかにした。しかし、9日には再び同誌が続報を掲載。薬物の購入を依頼していた友人と成宮との肉声データを公開した。このタイミングで、事務所側は成宮の尿検査を行っており、「12月7日付で陰性の結果を得ました」と再度、薬物疑惑を否定したが、その矢先、成宮は芸能界引退を発表。騒動の真相は、闇に葬られてしまった。
この2つのスキャンダルを比べてみると、共通点が浮かんでくる。
「ズバリ、週刊誌の“二段構え”ですね。第一報でそこそこのスクープを出し、相手に否定させる。そして、否定させたところで“待ってました”と言わんばかりに、第二報を浴びせる。これは非常にダメージが大きい。週刊誌側としてみれば、相当な裏付けと確証がなければできないこと。これらのことを考えると、今後、芸能人側は、すぐ否定したり、反応しない方がいいかもしれませんね。墓穴掘ることになりますから」(週刊誌記者)
“文春砲”に始まり、“フライデー砲”も炸裂した芸能界。来年も週刊誌の勢いは増していきそうだ。