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大江戸線・牛込神楽坂駅前の袖摺坂で、本当に袖が触れるか試してみる

 地下鉄東西線の飯田橋〜神楽坂駅間を地上で移動すると、ちょうど神楽坂を上るかたちになる。
 これは早稲田通りを上るとも言い換えられる。坂下の起点である外堀通りとの交差から大久保通り交差までの一帯は「神楽坂」と呼ばれる。坂の両サイドからさらに小さな坂が延び、随所に花街として栄えた風情が残る。地下鉄大江戸線の牛込神楽坂駅は、坂上の終点にあたる大久保通り沿いにある。着物姿の女性を見かけることも多く、“花街のベッドタウン”のような印象だ。
 南部坂下のA2出口を降りてすぐ、大久保通りの向こう側には狭い階段が見える。「袖摺坂(そですりざか)」だ。

 神楽坂周辺の有名な坂には、それぞれの坂の名前と由来などを説明する案内柱がある。新宿区教育委員会が今年1月に設置したもので、袖摺坂には「両脇が高台と垣根の狭い坂道で、すれ違う人がお互いの袖を摺り合わせた」と書いてあった。
 二十数段の階段は丁寧に舗装されており、なるほど狭い。坂なのか階段なのか疑問に思うだろうが、階段状であっても立派な坂だそうだ。
 となれば、今度は本当に袖が触れるかが気になる。もちろんすれ違う人の体格によっても異なるだろうが、坂を5、6回往復してすれ違った3人とはいずれも触れることはなかった。ベローンと長い袖の人などなかなかいないし、お互いに着物でないと「袖摺」は成立しないだろう。
 この坂を上らずに済む迂回ルートがある。高齢者らはあえて階段をエッチラオッチラのぼらず、バリアフリーのようにゆるやかな坂道を遠回りして上っている。

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