島崎遥香は9期生としてAKB48の研究生に。チーム4が結成されたことで、同チームに加入した。抜群のルックスから第2回総選挙では研究生ながら28位にランクイン。もちろん、研究生として最高位であった。ただ、その後は、同期の横山由依が猛プッシュを受ける中、いわゆる“干され”メンバーとなってしまう。第3回総選挙では圏外に落ちてしまった。
「正統派アイドルのルックスはファンの間でも話題になっていたが、歌、ダンス、トークとも正直、微妙。そのうち、ファンの中では“ぽんこつ”と呼ばれるようになった」(アイドルライター)
彼女の「ぽんこつ伝説」は挙げていけばきりがない。「オーディションの時は、渡り廊下走り隊の曲を選ぶも、渡辺麻友が担当する“レッツゴー”という掛け声だけ声を出して、後は曲にあわせて揺れているだけ。本人いわく、カラオケに行ったことがなかったので、どうやって声を出せばいいかわからなかった」「晴れの舞台、レコード大賞に出演するも、完全に立ち位置を間違えて、他のメンバーと距離のある位置にポツンといた」「AKBに入るまで電車に乗れなかった」「特技の披露で一輪車を持ってくるも、結局乗れなかった」などなど。ファンの中では、「公演を見にいくと、後半はヘトヘトになっている」「握手会では、他のメンバーには楽しませてもらえるが、島崎の場合は、こちらが楽しませなければいけない」とのウワサが広まっているとか。ただ、ファンからみれば、そんな“ぽんこつ”なアイドルは、かわいらしく見えるようで、あくまで、“ぽんこつ”という呼び名も悪口ではないようだ。
本人もネット上で自身が“ぽんこつ”と呼ばれていることは知っているようで、かつて、ラジオ番組で、どんな選抜ならば自分がメンバーに選ばれるかというお題に対して、「どうせみんな、ぽんこつ選抜っていうんだ」と語っている。ちなみに雑誌のインタビューでは、、「最近『ポンコツ』って言われることがあって、良い意味ではないですよね〜?(笑)。まぁでも響きが可愛いからいいかなって。できればせめて平仮名の『ぽんこつ』にして欲しいです」とも答えている。
そんな“ぽんこつアイドル”が絶対的エース、前田敦子の卒業を前にして、注目を集めている。前田が卒業することで、「次のエースは誰か?」との論争がファンの中で過熱する中、実は、“ぽんこつ島崎”をプッシュする声が少なくないのだ。
「そもそも、前田敦子だってダンス、歌、演技、バラティ…何ができるかと言えば、他のメンバーよりも秀でているところが見つけられない。実は、初代ぽんこつアイドルは前田敦子だったんじゃないかと。マイペースなところも似ていますよね。大人数のグループの中心はそんな子が一番いいとの声もあります。そこで、前田の後継者ということであれば島崎が適任ではないかと。AKB48は成長過程を見せるグループですから。“ぽんこつ”なセンターが今後、どんな成長を遂げるのか、ファンは楽しめるのではないでしょうか」(同)
ぽんこつアイドルが、AKB48の次世代のエースになれるのか、注目したい。