30位にランクインしたのは、AKB48の研究生、武藤十夢。名前が回文になっていることから、「逆から読んでも武藤十夢 12期研究生の武藤十夢です」とのキャッチフレーズを使う彼女だが、同期の田野優花、高橋朱里、岩田華怜などが正規メンバーへ昇格するも、まだ研究生。そんな中、12期生では唯一のランクインを果たし、順位も30位と高い。本人は、今回のランクインについて、「17年の人生の中で最大の奇跡から一晩経ちました。応援してくれた皆さんには感謝の気持ちで胸がいっぱいで…言葉になりません。皆さんが私にくれたチャンスは無駄にはしません! 期待にこたえられるように頑張ります!!」とコメントしている。
一方、39位にランクインしたのがSKE48の研究生である松村香織。SKE48の3期生である彼女は同期の須田亜香里、小木曽汐莉や木下有希子が正規メンバーへ昇格、選抜メンバーとして活躍する中、2年半もの間、研究生として活動。22歳とアイドルとしては、決して若くない彼女は、「今回のコンサートでは出演曲数は、一番少ないメンバーです」などネガティブなコメントを出すことも少なくなかった。ただ、自身のgoogle+での企画「1コメダ」が総合プロデューサーの秋元康氏の目にとまり、「ぐぐたす選抜」に選ばれるなど徐々にスポットライトが当たるようになり、今回のランクインにつながったようだ。今回のランクインについて松村は、「目指すは研究生からの下剋上…。これがきっかけで、SKE48研究生のことをちょっとでも気にかけていただけたらいいな」と意気込みを語っている。
また、62位の江藤彩也香はHKT48から唯一のランクイン。彼女は公演初日のメンバーに選ばれていない。さらに、その後、チームHが結成されるも、そのメンバーにも漏れてしまっている。HKT48でもっとも身体能力が高いという彼女が、HKT48唯一のランクインとして武道館の舞台に立てるのか、注目だ。
3人とも、決して恵まれた境遇で活動しているメンバーではなく、ファンの用語のでいうところの“干され”メンバーともいえる。そんな彼女たちが、どこまで票数を伸ばすことができるのか。6月6日の武道館での発表が楽しみだ。