“闘うギャンブラー”TATSUJI(アイアンアックス)が、対戦相手のボビー・オロゴンの実弟アンディ・オロゴン(ナイジェリア)と一触即発。ウソつき呼ばわりされたことに「ゴボウみたいなヤツに言われたくないね」と猛反撃し、「格闘技界から消す」とアンディを廃業に追い込むことを誓った。
ゴングを前に一触即発ムードだ。
10月に行われる決勝トーナメントの主催者推薦枠での出場を目指し、ボビー・オロゴンの実弟アンディ・オロゴンとのスーパーファイトに臨むTATSUJI。前戦ではアルバート・クラウスに判定勝利しながらも、開幕戦への出場キップをもぎ取ることができなかっただけに、今回の一戦は是か非でもKO勝利が必要とあって、会見でも「一番楽しい試合にする」と静かな闘志をたぎらせた。
しかし、沈着冷静なTATSUJIにあらぬ火の粉が降りかかってしまった。この日の直前会見でアンディから「ビデオ取り寄せてみたんだけどTATSUJIはKOしてない。いつも倒す、倒すとかって言って、できないことを言っている」「ウソつきは泥棒のはじまりですよ」などと、執ようなまでに挑発されたのだ。
それまで沈黙を守っていたTATSUJIだったが、コメントを聞くや否や鬼の形相にガラリ一変。会見後には殺気立ったオーラを放ち、ついに本紙の取材に思いのたけをぶちまけた。