「2014ブレイク女優ランキング」では、トップ10にすら入っていなかった広瀬が一気にトップの座を奪取した。今年1月期には、当時16歳にして、連ドラ「学校のカイダン」(日本テレビ)で主演。6月に公開された映画「海街diary」では四姉妹の末っ子を演じた。今年に入って、契約CM本数が急増し、テレビで広瀬を見ない日はないほどになった。幅広い年代層で支持を受け、その魅力はなんといっても、「かわいさ」だ。
広瀬と僅差で2位になったのは、有村架純。昨年の年間ランキングでは堂々1位になっており、すでに“ブレイク済み”だが、主演映画「ストロボ・エッジ」「ビリギャル」がヒットするなど、その活躍ぶりは今年も衰え知らず。
3位にはNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」でブレイクした高畑充希が入った。高畑は主役こそないが、連ドラ「問題のあるレストラン」(フジテレビ)などで演技力の高さを披露。3月公開の実写映画「シンデレラ」では主人公・エラの吹き替えの声を担当。歌手としても活躍している。
4位は杏で、5位には現在、朝ドラ「まれ」で奮闘中の土屋太鳳が食い込んだ。土屋は朝ドラ「花子とアン」で、主人公の花子(吉高由里子)の妹・もも役で注目を集めた。今年後半には2本の映画出演も決まっており、オンエア中のロッテ「ガーナミルクチョコレート」のCMも印象的だ。
6位には遅咲きながら、ベテランの吉田羊がランクイン。舞台出身とあって、なかなか陽の目を見ることはなかった吉田だが、昨年7月期の連ドラ「HERO」に起用されて大ブレイク。その後は、ドラマ、映画に引っ張りだこで、来年のNHK大河ドラマ「真田丸」への出演も決まった。吉田がブレイクするきっかけとなったのは、朝ドラ「純と愛」で、上位6位までを朝ドラ勢が占める結果となった。
7位には、これまた苦労人であるデビュー10年目の木村文乃が入った。1月期の連ドラ「銭の戦争」(フジテレビ)では、主人公の白石富生(草なぎ剛)のクールな元婚約者・青池梢役を好演。4月期には「マザーゲーム〜彼女たちの階級」(TBS)で連ドラ初主演。8月からはWOWOWドラマ「石の繭」でも主演。9月には今年3本目の映画「ピース オブ ケイク」が公開される。
8位には綾瀬はるかとともに、松岡茉優が入った。朝ドラ「あまちゃん」でチャンスをつかんだ松岡は、今年、「問題のあるレストラン」など3本の連ドラ、3本の映画に出演。女優としてのみならず、ラジオのパーソナリティ、バラエティ、MCにも起用され、20歳ながらマルチな才能を発揮している。
10位には、大島優子がランクイン。4月期の連ドラ「ヤメゴク〜ヤクザやめて頂きます〜」(TBS)では、AKB48卒業後、連ドラ初主演。映画では「それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ」で声優にチャンレンジした他、8月公開の「ロマンス」では主演を務める。
フレッシュな顔ぶれが並んだ同ランキングだが、年間の「ブレイクランキング」では、どういった面々が入ってくるか注目だ。
※同調査は6月23日〜29日にかけて、10〜50代の全国のオリコンモニター1000名に対し、インターネットを通じて実施された。
(坂本太郎)