この日のカード発表で、関東地区Bブロック準優勝者の西川康平と対戦することが決定したHIROYA。7月のK-1MAXの試合で一度計量オーバーを経験しているだけに、成長期で身長、体重が日に日に増加していく中の62キロ契約ということもあり出場も悩んだという。
だが、この失敗を糧に「体重から逃げるのか。逆に体重のことを言われて『やってやろうじゃないか』という気持ちになりました」と闘争心に火がついた。
今回は連戦ということもあるが、減量を楽にするために68キロ台をキープしており、20日から減量を開始している。
すべては同じテツを踏まないため。父・儀信さんは、前回一度目の計量に失敗した際「プロとして失格だろ」「辞めてしまえ」など、厳しい言葉をかけたという。
現在は24時間体制でHIROYAをチェック。「ケーキとかが大好きなんですが、食べさせないようにしていますし、本人も食べないようにしている」(儀信さん)と以前は減量中も口にしていたケーキを禁止にした。
それでも「精神的なストレスはなるべくかけないようにしたい」という思いから、アメとムチの使い分け、時には必要最低限だけ許可する場合もあるのだとか。
「2連覇しないといけないと思うし、連覇を目指します」と高らかに宣言したHIROYA。今回の減量はプロとして真価が問われる。